第8回施設内研究発表会

平成24年12月19日(水)に第8回施設内研究発表会が開催されました。
各部署とも研究課題を見ると日頃の業務を振り返っての物が多かったように思えました。
以下に今回発表した概要を記しておきました。

デイサービスセンター

■テーマ
   インシデントレポートを考える〜意識・リスクマネジメント力向上〜
■概要
 インシデント・アクシデントレポートの提出状況を調べた結果、H21年度と比べてインシデント及びアクシデントレポートの提出数が減少しているという現状が分かった。なぜ、ここまでレポート数が減少したのか原因を追究し、対策をとることでインシデントレポートに対する職員の意識を変化させるべく研究に取り組んだ。

 
ヘルパーステーション

■テーマ
   意思の疎通が困難な利用者様との関わりの中で私達が得たもの
■概要
  高度の難聴で、自ら言葉を発する事がほとんど無い利用者様宅に訪問するにあたり、どのようにしてヘルパーの思いを伝え、どのようにして相手の意思を確認していけば良いかを模索し、実践していった経緯を発表した。声が出ず言葉が聞こえなくても、毎日の生活を観察して行く事で、身振り手振り・目線等でお互いの思いが感じられるよう変化していった。
 今後も意思疎通が困難な方もあきらめずにコミュニケーションを図っていきたい。

  
居宅介護支援

■テーマ
 介護支援専門員の質の向上をめざして
■概 要
 2000年の「介護保険制度」の施行に向けて、1998年に介護支援専門員の1期生が誕生した。2000年から居宅介護支援事業所でケアマネジメント業務を行っているが、2003年頃より介護支援専門員の質の悪さが指摘され始めた。
 そのような状況の中で、当事業所でも施設内研修として「アセスメント」に関するスキルアップをめざして学習会を続けてきた。「介護問題は家族問題」とも言われ、家族アセスメントの重要性が叫ばれて久しいので改良を重ねながら状況分析シートやアセスメントシートを活用していきたい。

 
事務所

■テーマ
 ようこそ砺波ふれあいの杜へ 〜第一印象アップを目指して〜
■概 要
 事務所職員は来設者が一番初めに会う施設職員であることから、施設の第一印象は事務所の雰囲気や職員の対応で決まってしまう部分がある。来設者が事務所の雰囲気や職員に対しどのような印象を持っておられるのかを調査し、より良い施設の印象を持ってもらえるように接遇改善、質の向上を目指し取り組んだ。

 
特養2F

  
特養3F

■テーマ
 常食化への道〜自排便アップを目指して〜
■概 要
 竹内理論に基づいた介護力向上をここ数年取り組んできたが、今回は食事の常食化に焦点を当て、下剤を使用せず、トイレでの自排便アップを目指したこの1年の報告がなされた。

  
看護部

■テーマ
 ノロウィルス感染性胃腸炎の対応について
  −発生時の振り返りにより、予防及び対応策を考える−
■概 要
 過去2回の施設内集団感染の経験を元にして、職員にノロウィルスに関する知識と、発生時の対応、厳戒態勢によるストレス等についてアンケートによる意識調査を行った。その中で、予防及び発生時の対応策に繋がる示唆についての報告が行われた。

  

HOME  学習会目次  前月  次月