
日時:平成23年9月28日(水)
場所:介護者教室
内容:褥瘡に関する講習会〜介護職員のためのスキンケアと予防法〜
講師:市立砺波総合病院皮膚排泄ケア認定看護師 森田初美氏

今回は事前に入所者の褥瘡状態を見ていただき、講義していただきました。
内容の一部としては・・・
@ドライスキンの予防的ケア
・機械的刺激を予防(ナイロンタオルは使用しない)
・愛護的なスキンケア(弱酸性洗浄剤の使用)
・保湿(保湿剤の使用)
・掻痒を誘発しない(下着、衣類の選択)
・生活環境の調整(室温、湿度、エアコンの風)
A臀部の予防的スキンケア
・原因のアセスメント
・機械的刺激の除去・・・肛門周囲の皮膚の清潔を保つ⇒頻回な洗浄は避ける(2回/日程度)
⇒弱酸性洗浄剤による愛護的スキンケア
・摩擦を与える拭き取りを避ける⇒肛門清拭剤(サニーニ)やオリーブオイルを使用
・皮膚の浸軟防止・・・皮膚洗浄後のケア⇒撥水クリームの塗布
適切なオムツの選択と交換頻度
ストーマ用品の貼付
・化学的刺激の除去・・・皮膚にバリア⇒撥水剤・皮膚皮膜剤の使用
皮膚トラブルや褥瘡ができた場合、まずはアセスメントを行い原因を見つけ、適切なケアを行う事が大切だと感じました。また、老人の皮膚の特徴の「ドライスキン」を改めて理解する事ができました。
今後、入浴の際はお湯の温度に注意し、ナイロンタオルは使用しない事、洗浄剤を十分に洗い流す事を実行していきたいと思いました。
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